京急電鉄、「エアポート快特」など新ダイヤでの運行開始 地元住民からは反発の声も
京急電鉄は、16日から新しいダイヤでの運行を始めた。今回の目玉は「エアポート快特」のダイヤ改正で、品川駅と羽田空港駅をノンストップの16分で結ぶ。しかし、その一方で、地元住民からは反発の声も上がっている。
京急電鉄で、16日から新しいダイヤが始まった。
品川駅 - 羽田空港駅間をつなぐ「エアポート快特」は、16分のノンストップ運行となった。
初日の16日は、各駅で運行記念乗車券が発売され、鉄道ファンも大喜びだった。
鉄道ファンは「コレクションが1つ増えました」と話した。
今回のダイヤ改正にともない、上り線が一部高架化され、長い「踏切待ち時間」の解消も期待されている。
14日夕方のラッシュ時の踏切は、車の列が長く連なっていた。
16日から実施された上り線の高架化で、踏切の遮断時間は、1時間でおよそ4割減少するという。
日曜とはいえ、16日は車がスムーズに流れていた。
踏切の利用者も、大喜びだった。
踏切を利用する人は「楽になるんじゃないですか。みんな相当、待ってたから」、「ありがたいです。特に、待たなくてよくなりますから」と話した。
今回のダイヤ改正、みんな大満足かと思いきや、通過駅となった「京急蒲田駅」を抱える東京・大田区は15日、反対集会を開いた。
松原大田区長は15日、「ノンストップされるために、この10数年間、協力してきたわけではないと思うんです」と訴えた。
集会では大田区長らが、「京急線の高架化のための負担金を出したにもかかわらず、通過駅に変更されたのは容認できない」と訴えた。
これに対し京急は、「高架化事業は、渋滞の緩和など地域全体の再開発をにらんで、区と協議して行ってきた」と理解を求めた。
16日から、京急蒲田駅を通過するようになった「エアポート快特」。
利用客は「空港へ仕事で通っているものですから、京急蒲田でいつも来ますので、止まらないのはつらいですね」と話した。
賛否両論の中で行われたダイヤ改正。
総事業費およそ1,650億円をかける一連の工事が完了し、下り線も高架化されるのは、2012年度の予定となっている。
Travel Club LYN Japan V3, 日本へようこそ!, Here we are! Nihon Yokoso!
May 16 2010, 07:06 PM
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